その目的は、表面の細かい凹凸を無くして、ツルピカ状態にすることです。
凹凸が無くなると光の乱反射がなくなり、透明度が上がって綺麗に。
【仕上げ作業前の状態】 |
まぁ、シェルをメス型から出した段階で、仕上げ処理不要なほど綺麗であれば一番素晴らしいわけですが・・・・・
そんなの無理に決まってんだろ!
甘ったれんな(# ゚Д゚)
すみません。嘘です。
twitterをチェックしていると、自作の達人達が時々このパーフェクト状態で生まれたシェルを紹介しているのを見かけます。
問題は「時々」という点。かなりの達人達でも毎回は無理らしいです(実力+運が必要)。
まぁ、メーカー製のカスタムIEMも必ず何等かの仕上げ処理していますので、家内制手工業の我々は・・・・以下略。
ということで、仕上げコーティングに何を使えばよいのか大研究です(笑)
1 はちみつ
甘くてオリゴ糖も豊富。いいから、おまい病院へ行ってこい。
・・・・すみません。以下真面目にやりますので許してください。
2 マニュキアトップコート
UV硬化のマニキュアトップコートを使用される方もいます。
まぁ、その場合UVレジン塗るのと大差ないと思います。体に塗るものと言っても、爪用だし、それほど安全性考慮されているとは思えません。
そうするとコスパ面からも?ですね。
3 UVレジン
これが一般的でデフォでしょうか?
問題は以下の3点。
① 粘度が高いので筆跡が残りやすい
→ 対策として湯煎などで温めから塗る、塗った後ドライヤーを当てるなど。
② 薄く塗るとベタベタした仕上がりになりやすい
→ 理由は不明ですが、数日窓際で天日干しするしかありませんorz
③ 硬化時の収縮でムラになりやすい
→ 100均セリアは収縮率高めの印象。他の使用をお勧めします。
4 水溶性アクリルニス(タミヤ)
プラモデル用のアクリルニス(ツヤだし用)。
アクセサリー作成などのレジンクラフト界では、仕上げ用の王道品らしいです。
値段も300円程度で、粘度も低く綺麗に仕上がります。
・・・・・・が、常に体と接触するカスタムIEMの場合は耐久性が?かもしれません。
5 水溶性ウレタンニス
フローリングの仕上げ等に使用されるので、アクリルニスより耐久性に優れているようです。
それでも剥離のリスクが結構あるとか(涙)
シェルの仕上げより、インプレッションの仕上げ(ロウソクフォンデュの代わり)に使用している人が多いと思います。
6 Fotoplast®Lacquer
はい、ファイナルアンサーです。
イヤーモールド用の仕上げ専用ラッカーです。
国内だとG4さんで売っていますね。小瓶で6,000円と、ちょー高いです。
高価ですが1瓶買えば、100個くらいは塗れるとか。
粘度、硬度、安全性とも★5つのパーフェクト!
注意点としては、短時間でカリッ!と硬化する代償として、蛍光灯でも影響を受けるので、素早い作業が必要だそうです。
(以上自作の達人から教えていただきましたw)
※ 詳しく知りたい方はこちらのデーターシートを参照
7 その他
ちなみに、コーティングの究極はエアブラシ使用だそうです。
UVラッカーをエアブラシで吹き付けて紫外線照射!
確かに、メーカーさんもエアブラシ使用のところが多いようです。
安いやつだと3~4,000円で買えるので、いつかチャレンジしてみたいです。
結論
コーティング剤なんかに頼ってんじゃねぇ!
・・・・FotoPlastを買おうと思っている今日このごろですw
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