中華DAPレビュー(AGPTEK H1)

突然ですが私は変な物が好きです。
戦隊ものでも、センターの赤より次点の青が好きです。
ガンダムよりガンキャノン、ゲルググよりグフが好きです。

ということで、なぜか謎の中華DAPに惹かれて衝動買いをしたのでレビューをお届けします。



AGPTEK H1
DAC:WM8740(×1)
OPA:OPA2132PA
CPU:JZ6740B
素材:アルミニウム合金
スクリーン:2.4 inch OLED スクリーン
充電式バッテリー:1500mAh
USB端子:USB 2.0
本体寸法:W5.8×H8.6×D1.55cm
本体重量:約175g
お値段:9,980円(amazonで送料&税込み)

【意味もなくボタンが青く光ります。設定から消せるけど】


格安中華DAPの王道AGPTEK社のフラグシップモデルです。
特徴は・・・・変なこだわり満載の怪しげなDAPです(^^)/



変なこだわり①
DACが超高級機のAK120とかAK100と同じウォルフソン社のWM8740
(・□・;)
もちろんDACだけで音が決まるとは思いませんが・・・・。
オペアンプも値段からすると不釣り合いな良いものを使っています。


変なこだわり②
全身アルミボディ&背面ガラス張り。
おかげで小さいのにムカつくほど重たいですorz



変なこだわり③
ポタアンとのコラボを考慮してラインアウトまで付いています。
こんなDAPにポタアンなんか使いませんが。



変なこだわり④
高級DAPみたいな回転式ボリューム装備。
というかデザインはAK120まるぱくりです。



全体として、安物DAP専門のAGPTEK社が、何を間違えたのか『ちょっと本気出してみました』みたいな内容です。

AGPTEKのDAPといえば、安いのに機能豊富(動画再生、FMラジオ、万歩計、録音機能、イヤホン付属など)がキャッチフレーズのはず。
ところが、このH1は音楽再生以外の機能は皆無。
付属品もUSBケーブルのみという寂しさ。

実売価格100ドル程度の機種に高級DACとオペアンプを組み込んだ時点で力尽きました感が涙を誘います( ;∀;)



個人的な感想は・・・・

・ 音質は清らかでとても100$レベルとは思えない。
(好みもありますが、ウオークマンSシリーズとかipodよりは確実に上かと)

・ 結構パワーあります。
(海外フォーラムによれば、インピーダンス300ΩクラスのヘッドフォンまでOKだそうです)

・ 起動と検索が早いです。


×
・上記以外全部


何がダメかって、パソコンからドラッグ&ドロップでフォルダーごと曲を放り込めるのですが曲順が滅茶苦茶。
ファイルのタグ管理がダメなのはAGPTEK社の伝統芸能ですw
最新版のファームにアプデしても解決しませんでした。
(フォルダーから再生だと普通にアルバムの順番どおりになるので、フォルダー再生派は無問題ですが)

そのうえ液晶画面が2.4インチもあるのに、再生中のアルバムアートやフォントが小さくて虫眼鏡が欲しいくらい・・・。





結論
安物買いの銭失いは私のライフワークです
┐( ̄ヘ ̄)┌ ヤレヤレ・・・



えーと、ハイレゾ音源とかバランス駆動は別として、CD音源&アンバランス接続の環境下であれば文句なしのDAPだと思いますよ(音質に限って言えば)。
ただし恥ずかしくて人に見せられないけどorz

・・・・どこかにAK70かオンキョーもしくはパイオニアのDAP落ちていたら教えてください。拾いに駆け付けますので(涙)



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