SR32453+中華DD Reloaded(ハイブリッド)

以前作成したカスタムIEM
『残り物で作る格安ハイブリッドIEM(企画倒れで結構散財)』
の音が気に入らなかったので、フェイスプレートを外してネットワークを入れてみました。
SR32453+中華DD(ハイブリッド自作カスタムIEM) 参照

ドライバ~フルレンジSR32453(ダンパなし)、ウーハー中華DD(ダンパなし)
ネットワーク~ハイパス3.3ufタンタルコンデンサ(SR32435に)
シェル素材~セリアクリアレジン(FP=アルミ板+カーボン調シール+レジン山盛り)
MMCX-BRコネクタ

使用しているBAドライバSR32453は1個700円台の超安物なのですが、フルレンジとして優秀だと思います。

Knowles SRシリーズは名機なのか? 参照


こいつにダイナミックドライバをコラボすれば超音が良くなるはずと、パラレルでポン付けしてみたのですが・・・・1khzと3kHzに大きなディップが!
普通レベルのディップじゃなくて、ほぼ音量が0になるほどの鬼ディップです(涙)

BAとDDの位相が180度回転したんでしょうか?
ソニーもびっくりのノイズキャンセラー機能です(笑)
(DD側の音導管を長くすると音に広がりが出るはずと8mmほど長くした結果です)

聴いた感じは低音ズンドコでディップなんか感じないのですが(うんこ耳万歳!)、f特性を見てしまうと気になるうえ、低音域でDDとSRが喧嘩して篭っているような気が。



ということで、SR32453の良さをなくさないように1kHzから下の低音をカット。
3.3μfのコンデンサを組み込んでみました。
【aliexpressで10個200円のタンタルコンデンサw】


結果は・・・・
1khzのディップは消滅、3kHzは大幅減少。
3khz周辺は耳の感度も良すぎる帯域なので丁度良いや(現実逃避)。

音は低音のボアボア感がなくなるとともに、中音・高音がクリアーになって強調されたかも。ええ、プラシーボ効果かもしれませんが。

フェイスプレートは、アルミ板にカーボンシール(5Dフィルム)+レジン山盛りです。
DDのためのポートは音響的に意味がなかったので今回は不採用。
私は耳が大きいのですが、シェルにある程度の容積があればポートはいらないかもですね。







結論
位相めんどくせー


でもこれを合わせるのもカスタムIEM自作の醍醐味ですよ。
音導管の長さで自由に調節できますから。
据え置きスピーカーだと無限地獄らしいです。
だって自分の座る位置やスピーカーの置き方が変わるだけで・・・・(涙)





2 件のコメント :

  1. 最近イヤホンの自作に興味を持ち拝見させていただいております。
    一つ質問なのですが、ダイナミック式のドライバの極性の判別方法について教えていただけませんか?

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  2. 乾電池をドライバにつなげてみて、スピーカーコーンが前に出たら乾電池の+側に接続されている方のターミナルがpositive(+)で、コーンが後ろに引っ込んだらGND(-)です。ただ、イヤホンは交流(正確には脈流)ですから、左右でつなぎ方が揃っていれば+-はどちらでもOKです。複数ドライバで位相がずれて音に谷間が出来てしまうときは、一方を逆相に接続するのがセオリーですから、左右で同じになっていれば、+-にこだわる必要はないかと思いますよ(^^)/

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