ネットワーク基本のキ⑤


前回お伝えした フルレンジ+ツイーターのクロスオーバー設計 の続きです。

ツイーターが強すぎてハイ上がり特性となった場合の調整方法です。
(というか、普通にポン付けするとほぼ下図のようなハイ上がり特性になりますorz)


※ 過去のシリーズはこちら ⇒   番外編  




1 抵抗で調整する
これが一番簡単でしょうか。
ツイーターに抵抗を追加して高域の音量を下げる方法です。
効果は下図のような感じに。
(抵抗の大きさと音量減衰の計算式はこちらを参照)




2 コンデンサで調整する
抵抗(アッテネーター)を使用せず、ハイパス用のコンデンサ容量を調節して(コンデンサ容量を小さくして)ハイ上がりを防止する方法です。
効果はこんな感じに。
抵抗でツイーターの音量を減衰した場合と異なり、高音の迫力はそのままに、刺さるハイ上がりだけが軽減されます(超高音でハイ上がりになるので、聴覚上はハイ上がりに感じない)。

ただし、クロスオーバーの谷間が深くなるうえ、コンデンサ容量に敏感な方法なので、コンデンサを交換しながら手探りで調整する必要があるなど上級者向けです(私には無理ですorz)。





3 脳内で調整する
しばらく我慢して聞いていれば、脳内エージングで高音が気にならなくなります。
耳を傷めると困るので止めましょう(涙)








結論
ツイーター用BAドライバの値段高すぎ!
ツイーターなんて不要かも?
(´・ω・`)




ちなみに、専門家に言わせると「イヤホンは低音が無いと音楽にならないが、高音は無くても音楽になる」だそうです。

ウーハー用のCI22955をシングルで使うと、意外に良い音になるという話も聞いたことがありますので(CI22955は6kHz付近まで良い音を出す)興味ある方はお試しあれ。





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